Why entrepreneurs should go through a coding bootcamp: Story of Shinya and Aki

「Section L」の共同設立者である旭洋さんと真弥さんは、日本のホスピタリティ業界に革命を起こすことを夢見て、今まで多様な企業でキャリアを積んできました。彼らはどのようにしてスタートアップの世界に飛び込んだのか、また、その過程で学んだこととはなんだったのでしょうか。2人のこれまでの軌跡に迫っていこうと思います。
Sommaire

こんにちは。まず最初に、2人はどのようにして出会ったのですか?


真弥さん:真弥さん:私たちは、アメリカのコーネル大学でホテル経営を一緒に学んだ友人です。同じスタートアップで1年間働き、「 Section L」を立ち上げました。

なるほど、では、なぜ会社員を辞めて自分でスタートアップを立ち上げようと思ったんでしょうか?そのきっかけはどこにあったんでしょうか?


旭洋さん:そうですね。大企業ではリソースも豊富ですが、自分がホスピタリティ業界に必要だと感じていることを追求するには、多くの障壁が存在していました。よりスピード感を持って、自分が信じるものをゼロからつくる為には、起業するしかないと思い、「 Section L」を立ち上げました。
Section L」では、お客様にシームレスで「発見」のある、新しいホテル体験を提供することを目指しています。

真弥さん:これまで企業で働いてきた経験を通して多くのことを学ぶことができ、信頼できる人たちとも出会い、一緒に何か新しいものを作っていくことできる、作っていきたい!と思うようになりました。

新たな道に飛び込むことで、企業の社員ではなく、一個人として何ができるのかを知るには良いタイミングだったと思います。

アキと私は、このビジネスアイデアは絶対にうまくいくと確信していて、その確信から「 Section L」を立ち上げることになりました。

そうだったんですね。そして、そのタイミングで二人はブートキャンプに入ったんですね。なぜプログラミングを学ぼうと思ったのですか?


旭洋さん:従来の伝統的なホテル経営は多くの人件費をかけている結果、良いホテル程値段が高くなってしまいます。そこで非効率的なプロセスや人的労働をテクノロジーで自動化して、運営費用を大幅に削減することで、お客様にリーズナブルな価格で良いホテルに泊まっていただきたいと考えていました。この目的のために開発された既製のアプリやソフトウェアはたくさんありますが、どれも自分達がデザインした運営モデルとは合わないものでした。そこでカスタマイズしたソフトウェアを自分たちで構築することが、私たちのビジネスモデルには不可欠だと考えました。

真弥さん:しかし、技術者ではない創業者が技術製品を開発するという考えは、一見クレイジーなアイデアのように思えました。私たちは何度か計算してみましたが、ブートキャンプを通してMVP(Minimum Viable Product)を自分達で開発することは、外注で開発者のチームを雇うよりもコストがかからないという結論に達しました。また、それに加えて、アプリの背後にあるロジックや、さまざまなプログラミング言語を使って何ができるのか、バグがあった場合にどこを調べればいいのかを経営者としてきちんと理解したかったから、というのも理由の一つにありますね。

会社の経営とブートキャンプを並行して行うのは大変でしたか?


真弥さん:ブートキャンプと経営の両立は大変でしたが、リモートか対面かを選択することができたので、比較的スケジュール管理がしやすかったです。それよりも、学習と実践を並行して行ったことで、ビジネスを運営しながらコーディングのスキルを応用することができたので、とても良かったと思います。アイディアを開発しているアプリに落とし込むどうしたらいいのかわからないことが多かったので、先生方にはとても助けてもらいました。


旭洋さん: パートタイムである事が有り難かったです。そうでなければブートキャンプと経営の両立は不可能だったかと思います。パートタイムという長いタイムスパンのお陰で、実装したい機能が本当にユーザーにとって価値のあるものかどうかを再評価する時間を十分に取ることができました。

ブートキャンプは2人の目標達成にどのように役立ちましたか?


旭洋さん:受講前は、ホテルやお客様のために解決したい問題について、漠然とした理解しかありませんでした。ブートキャンプでは、ユーザーのことを徹底して考え、プロダクトを設計するため、ユーザー視点に立って考えることの重要性を学ぶことができました。UXデザインのエクササイズやチームディスカッションなどを経て、点と点を結びつけて、実際にユーザーに価値を届けられるアプリを作ることができました。


真弥さん:Airbnbウィークでは、プラットフォームのクローンを作ることに専念していましたが、AirbnbのプロジェクトとDemo Dayのプロトタイプを組み合わせて、ホテルの体験を一段階深めるという戦略的な決断をしました。バッチメイトの隼人と一緒に、ホテルの宿泊客同士の繋がりを作るためのアプリを考えつき、それをDemo Dayで公開しました。また、自社ウェブサイトの開発も行い、現在はチェックインソフトの開発にも取り組んでいます。

Demo Dayの様子を見る(16:03分から)

話を聞く感じ、2人はテック系スタートアップの世界にスムーズに飛び込めたようですね。では、ビジネス面での近況を教えてください。


旭洋さん:7月には第一号のホテルを東銀座にオープンし、11月の稼働率は90%を達成しました。当初はインバウンドを想定していたのですが、COVID-19をきっかけに旅行業界は一変してしまいました。元々「現地の暮らしを直に体験するホテル」というコンセプトだったので、私たちのホテルはラッキーな事に、長期滞在者のニーズを掴むことができています。現在は、日本人旅行者、海外からの帰国者、長期滞在の外国人出張者がメインの客層ですね。

来年は、新しい物件や投資家も巻き込んで、物件数を拡大し、私たちが開発したクールなサービスを更に実装する予定です。デジタルマーケティングやテクノロジー開発のインターンシップに興味がある方や、デザインスキルを活用したい方も、お気軽に連絡ください。

真弥さん:あと、アムステルダム在住のクリエイティブディレクターがディレクションした、新しい ブランディングキャンペーンをチェックしてみてくださいね! かなり癖は強いけど、かっこいいですよ。

では、最後に起業家志望の方にLe Wagonをお勧めしたいですか?


真弥さん:はい!おすすめです。起業家として、コーディングの基礎を理解し、エンジニアとのコミュニケーションができることはとても重要だと思います。 Le Wagonさんにはすごく助けられましたし、今はバッチメイトの隼人さんと一緒に新たなソフトウェアを開発しています。

旭洋さん:コーディングはまだ多くの人にとってブラックボックスだと思われていますから、このようなハードな学習に取り組もうとしているという起業家の姿勢は、投資家やビジネスパートナーの目をひくと思います。

真弥さん、旭洋さん、2人ともありがとうございました。お二人のテックホスピタリティベンチャーの成功を祈っています。
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